寿司図鑑 73貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

ホンビノスガイ

ほんびのすがい / ホンビノスガイ
ホンビノスガイ
握り

ホンビノスガイは北アメリカから船のバラスト水(船を安定させるために入れる海水)に紛れ東京湾奥部に定着した二枚貝である。この貝を「食べる」ということで初めて取り上げたのは『貝 EPICUREAN』(1987年 奥谷喬司 日本社)だろう。ここにニューヨークの街角でこの貝(当地でチェリーストーン)をあけてレモンを垂らして食べさせる屋台があり、なかなかうまいと書かれている。そのホンビノスに再びお目にかかったのが2002年のこと。「船橋でとれて困っているんだ」と八王子の仲卸に言われて持ち帰り前出の本の通り生で食べてみた。これが生臭い。仕方なく「焼く」「煮る」「茹でる」と試行錯誤、茹でるとなんとか食べられるのが判明した。それで今回は握ってみた。『市場寿司 たか』の寿司職人たかさん曰く「味がない」。残念ながらその通りで貝の身を取りだし、開いてゆがく、それを握って味がない。生だと生臭い。

寿司ネタ(made of)

ホンビノスガイ
Cherry stone clam, Hard-shell clam

ホンビノスガイ
北アメリカ東岸では重要な食用二枚貝。クラムチャウダーにしたり、生食することもある。
これがなんらかの形で1990年代に東京湾に移入してきた。初めは船橋から北で急激に増え、兵庫県でも見つける。今ではアサリが激減した内房で多産するようになってい・・・・
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