寿司図鑑 雑記13

平塚魚市場

2006-11-26
 このページは総て平塚魚市場に並んだ魚を使った握りを取り上げる。相模湾の真ん中あたり相模川河口にある小さな地方市場である。目前に平塚港があり自前の魚、また近隣の港に揚がった相模湾の魚が集まる。平塚港での定置網、刺し網、大磯での釣り、横須賀市佐島の定置などであがった魚たちである。水揚げされた魚たちは朝4時過ぎには市場に並び、競りにかけられ、昼過ぎには店頭に並ぶ。このページの魚も平塚魚市場で相模原「デイトレード」により競り落とされ、国道を飛ばして午前中に握りに仕立てたものばかり。陸送された魚より一日以上早い到着となり、その身質の驚異的な活け加減。また三多摩地区では通常とても刺身に出来ないものも、まるで産地港でもあるかのごとく生で食用とできた。今回は別に高級魚というものではなく、雑魚に近いものを中心に取り上げている。だから平塚魚市場の片鱗のみを見せているのだということを了承して読んで欲しい。