「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻219貫 | 毛がに/ケガニ |
2005年11月3日 |
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カニ(甲殻類の短尾類というわけではない)の中でいちばんうまいのは、なんだろうね。こんな八さん、熊さんの会話的なことを書くのもなんだけど、この頃、テレビの通販番組で決して安くないタラバガニに「カニの王様」とか、ズワイガニに「最高の美味をお届けします」なんて言うのを見て、仲卸でこんなことも聞いてみたくなったのだ。これに魚屋の若旦那が「ミソも身の方もうまいんだからケガニだろう」、これに続けと寿司屋の若旦那「あまり値が下がらないんだから、うまいってことじゃないの」なんて言うわけだ。ついでに「握りにはならねけど」とつけ加えてくれる。それならとあえてと身を不器用に取りだして、握ってもらったのがコレ。「意外に握れるもんだね、難しくないよ」と言う。これが素晴らしい味わいだ。ケガニの身は絹のような繊維質を持ち軟らかい。そして軟らかいから、口に入れてすぐにぐっと舌に感じる甘み。そしてカニの「旨さの超特急」をスーパーマンのように見事に止めてくれるのがすし飯。このバランスが絶妙。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、ケガニへ!
http://www.zukan-bouz.com/kani/kurigani/kegani.html