寿司図鑑 220貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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ニギス
にぎす / ニギス


ニギスは鮮度が落ちやすく、ほとんど鮮魚では流通しない。鮮魚は主に産地で食べられるが、他の地方では干物で見かけるのがせいぜいのところだ。干物、天ぷら、煮つけ、これがどれも上々の味わい。そして刺身もうまいのだけれど、身体の銀白色の輝きも透明感も一日たつと白濁して、味も落ちてしまう。それを東京からも近い産地、駿河湾沼津から、揚がったばかりのを持ち帰り、大慌てで握りに仕立ててもらい味わってみた。これが肩すかしの味わいだった。「こりゃ、まだ脂がのってないね。旬はもっと寒い時期じゃないの。深海魚なんだから」と、たかさんが言うが、これはわからない。ただ、今回のものは脂も旨味も感じられず、軟らかな身とともにすし飯に存在感がうち消されてしまう。これは時期をずらして再度、挑戦するしかない。
寿司ネタ(made of)
ニギス
Deep-sea smelt
関東などには鮮魚よりも主に干ものとして流通。関西以西では「焼きぎす」など独特の加工品もある。
刺身、天ぷ・・・・
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