寿司図鑑 219貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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毛がに/ケガニ
けがに / ケガニ


カニ(甲殻類の短尾類というわけではない)の中でいちばんうまいのは、なんだろうね。こんな八さん、熊さんの会話的なことを書くのもなんだけど、この頃、テレビの通販番組で決して安くないタラバガニに「カニの王様」とか、ズワイガニに「最高の美味をお届けします」なんて言うのを見て、仲卸でこんなことも聞いてみたくなったのだ。これに魚屋の若旦那が「ミソも身の方もうまいんだからケガニだろう」、これに続けと寿司屋の若旦那「あまり値が下がらないんだから、うまいってことじゃないの」なんて言うわけだ。ついでに「握りにはならねけど」とつけ加えてくれる。それならとあえてと身を不器用に取りだして、握ってもらったのがコレ。「意外に握れるもんだね、難しくないよ」と言う。これが素晴らしい味わいだ。ケガニの身は絹のような繊維質を持ち軟らかい。そして軟らかいから、口に入れてすぐにぐっと舌に感じる甘み。そしてカニの「旨さの超特急」をスーパーマンのように見事に止めてくれるのがすし飯。このバランスが絶妙。
寿司ネタ(made of)
ケガニ
Horsehair crab, Korean crab, Kegani crab
ケガニ類総論
クリガニ科で食用となるのはケガニ、クリガニ、トゲクリガニの3種。北日本に多く、ケガニなどはタラバガニと北海道で人気を二分するものとなっている。
ただし戦後始まった長万部出来での煮ガニ売り、1960年代より始・・・・
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