「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻289貫 | えがに真子/トゲノコギリガザミ |
2006年1月11日 |
|---|
土佐の高知から冬の至味が届いた。「えがに」のメスである。「えがに」は高知の名物、正体はトゲノコギリガザミ、浜名湖から南に棲息するのだが、「土佐のえがにが最高じゃきんに」とカニ漁師である永野廣さんから聞かされて毎年実際に食べるに「こりゃ、土佐のえがにはたまらんけん」と答えるのだ。そのうまいカニのまたまたいちばんうまいのが内子である。まだ未熟でふんどしの奥に隠された半熟の黄味のような内子。これがうまいというか、微かに感じられる渋みがなぜなんだろう、どんどん前面に甘味旨味を引き上げてくれるのだ。これを食べた、たかさんの顔が引きつっている。これは明らかにうまいがために我を忘れているのだ。そんなたかさんをひっぱたいて握りにしたのが、またまた顔が引きつるほどにうまい。「感想を言ってよ」とたかさんに言うと、驚いたことに頬を伝うものがキラリ。ふたりで泣いたのであった。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●高知市浦戸湾の多種多様な魚貝類は『土佐の廣丸』へ
http://www.zukan-bouz.com/zkan/hiromaru/index.html
●市場魚貝類図鑑、トゲノコギリガザミへ!
http://www.zukan-bouz.com/kani/gazami/nokogirigazami.html