寿司図鑑 313貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

白子/マダラ

しらこ/マダラ / マダラ
白子/マダラ
軍艦巻

価格ランク

高級

 特上のマダラがあるとする。箱にはオスとある。キロあたり2500円とは高すぎるのではないか。4キロ以上の大物であり、1本1万円を超えてしまうのだ。
 いいなコレ、っと見ていると市場仲卸のアンチャンが、
「安い買いもんだろ、白子が1キロも出てきてみろ。身の方はほとんどただだぜ」
 アラスカやカナダからの白子でキロあたり3000円。国産なら2倍以上するだろう。彼の話もまんざらウソではない。でもとても1万うん千円は出せない。仕方なくアラスカ産白子500グラム、1800円なりを『市場寿司 たか』に持ち込んだ。
 まず生でポン酢。「うん、なかなかイケルね。これなら軍艦にできる」。
 たかさんの判断でネギ、小皿にポン酢を用意した。まずポン酢で握りは明らかに酢が勝ちすぎる。スダチをかけて生醤油でパクリというのがいちばんうまかった。
 とろっとした甘味の強い白子、これがすし飯をくるみ込むような食感で寒の寿司として見事。

寿司ネタ(made of)

マダラ
英名/Pacific cod, Gray cod

マダラ
国内の比較的海水温の低い海域でとれる。北に行くほどとれる水深が浅く、南ほど深くなる。タラ漁自体は水深の浅い北国で始まったが、室町期など畿内中心の時代には北陸などでとれたマダラが塩漬けになったり、乾物になったりして都に送られていた。
鮮魚は国・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒

この寿司ネタの他の寿司(Others)

ぼうずコンニャクの本

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
魚通、釣り人、魚を扱うプロの為の初めての「高級魚」の本。
イラスト図解 寿司ネタ1年生
イラストとマンガを交えて展開する見た目にも楽しい一冊。
すし図鑑
バッグに入るハンディサイズ本。320貫掲載。Kindle版も。
すし図鑑ミニ
~プロもビックリ!~

すし図鑑が文庫本サイズに! Kindle版も。
美味しいマイナー魚介図鑑
製作期間5年を超す渾身作!
美味しいマイナー魚図鑑ミニ
[美味しいマイナー魚介図鑑]の文庫版が登場
ぼうずコンニャクの全国47都道府県 うますぎゴーゴー!
ぼうずコンニャクの新境地!? グルメエッセイ也。
からだにおいしい魚の便利帳
発行20万部突破のベストセラー。
地域食材大百科〈第5巻〉魚介類、海藻
魚介類、海藻460品目を収録。