「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻339貫 | 煮はまぐり/シナハマグリ |
2006年3月2日 |
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「煮はまは手間がかかるし、材料を探すのも大変なんだよ。もし基本的なネタとしておくんだったら値段はいくらにするか。ちょっとウチでは無理かな」と語るのはたかさん。『市場寿司 たか』は人を使わないこと、市場をまめに歩きネタを探すことで客単価を下げている。手間を惜しまず玉子焼きもこはだも自家製である。それでも煮はまは無理と言う。そんなひな祭り間近な日、大きなシナハマグリを見つけた。これは中国大陸に住むもので我が国のハマグリとは遺伝子的のもっとも近い種。これをむいて、茹でる、大急ぎであら熱をとり、これを真半分に開き、ゆで汁・砂糖・酒・醤油の地に漬け込む。10個作るのに1時間以上かかってしまう。これを一晩寝かして握りにしてもらう。これが感動的であった。たかさんは旨いときの口癖「うん」を繰り返す。口に入れると微かな醤油の香りとともに二枚貝の風味が立ち上がる。甘味、苦み、そしてじんわりと旨味が広がって、その広がりをすし飯がやや抑えてくれる。野生が叫ぶ「ぼんぼり持ってこい、おひなさんでボーリングするぞ、ガオ」。かくして肥満中年は飽食するのであった。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、シナハマグリへ!
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/hamaguri/sinahamaguri.html