寿司図鑑 340貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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マトウダイの握り肝のせ
まとうだいのにぎりきものせ / マトウダイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
まことに人人した魚である。こいつを釣り上げると、厳ついオヤジににらみつけられるように思える。惜しくもなくなった伊藤雄之助(例えが古いな)に似ているし、フレンチでの呼び名サンピエールというのはヨーロッパの聖人の名であるそうな。
ヒラメなど冬の生き餌釣りの代表的な外道なのだが、へたな「そげ(40センチ前後の小さなヒラメ)」より何倍も「おめーの方がありがたいぜ」と唾が湧き上がる。
この魚、面相と反比例するごとく味は二枚目だ。端正な白身、そして淡い脂、旨味。オマケに世界3代珍味のフォワグラを脅かしそうな肝のうまさなのだ。
さて、旬を外れた8月のやや大振りのものを『市場寿司』に持ち込んだ。
卸しながら「こんな魚漬けたことない」なんて言っていた、たかさんが黙るのもすぐのこと。
「これはうまいね。顔もそうだけど、味はただもんじゃない」
たかさん、考えた末に肝をネタにのせてつけてくれた。
淡泊で上品な味にうま味豊かな肝がきて、非常にうまし。
2006/08/31
寿司ネタ(made of)
マトウダイ
フランス語/Saint-pierre イタリア語/Pesce san pietro 英語/John dory 中国語/遠東海魴
フランス、スペインやイタリアなどで盛んに食べられている。フランスでは「サンピエール(Saint-pierre)」で、ムニエルの定番。
国内では太平洋側よりも日本海側でよく・・・・
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