寿司図鑑 338貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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カンテンゲンゲ
かんてんげんげ / カンテンゲンゲ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
「なんだこれ、ただの煮つけかと思ったのに」、たかさんその物体を触って困惑気味である。ブルンブルンというかニョゴっというか不思議なのだ。まるでゼリーを切っているみたい。これがカンテンゲンゲなんである。全身水分のかたまりのようなカンテンゲンゲは吸い物や煮つけにするが握りにするのは本邦初(世界初かな)のことと確信する(ちがいワシが先じゃという方はご連絡を)。三枚に卸すと血合い骨はほとんど気にならない。これをさらりと煮つけて『市場寿司 たか』に持ち込んだのだ。アナゴだと思ってね。というのが仇になり、たかさんビックリ。すし飯の上にのった身がキョゴーン。口に入れると煮つけた味わい、あとから魚らしさがくる。「うまいじゃない」というのはたかさん。「でもこれは握りじゃないだろう」とも言う。こまったことにその通り。うまいんだけど、濃厚なすし飯入りのスープを飲んでいる気分にもなれる。でもうまいよ。
寿司ネタ(made of)
カンテンゲンゲ
Jelly eelpout
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