「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻349貫 | 花魁/フトミゾエビ |
2006年3月15日 |
|---|
「しかしきれいですね。このエビ」、甲殻類学者の飯塚栄一さんに向かって驚きの声を上げたのは1昨年のこと。フトミゾエビは市場でもよく見かけるものだが、ほとんどが海外からの冷凍輸入。当然、白っぽくて目立たないエビとなりはてている。「エビとしてはうまいんだよね。茹でると赤くなるし」と築地で教えてもらって愛知県一色や地方の市場で見つけると必ず買ってくるようになって久しい。なぜかというとクルマエビよりも安くて、比肩するほどにうまいからだ。そんなときに南さつま市笠沙の漁師わかしおさんからフトミゾエビが送られてきた。当地ではもっとも漁獲量の多いエビだという。それを、たかさんにゆでてもらって握りに。「やっぱり甘味もあるし、身の硬さ加減もベストに近い。いいエビだね」と絶賛。「太溝海老」なんて無粋な名はやめて一色での呼び名「花魁」と呼びたい、そんな味わいでありんす。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、フトミゾエビへ!
http://www.zukan-bouz.com/ebi/kurumaebi/ftomizoebi.html