「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻4貫 | クサカリツボダイ |
2005年4月2日 |
|---|
旬:旬不明
日本列島の遙か南、天皇海山でとれていたのが本種。干物やみそ漬けなどではお馴染みながら、なかなか鮮魚ではお目にかかれるものではない。それが本州は駿河湾、沼津ではときどきあがるのだ。めったにお目にかかれないから寿司屋や料理屋でも出ることはない。これは魚を知る人だけの密かな楽しみ。ぼうずコンニャクなどはこれを見ると競りをする人の間にあって「見逃してくれないか」と祈るのだ。それほどうまい魚である。
たっぷり甘い脂を蓄えた白く美しい身は寿司ネタにしてトロでもなく、カンパチやブリでもない。独特の存在である。軟らかくうまい身はすし飯とともに喉の奥に消えていく。口中に残る思いはトロっとした旨味、そして余韻とも言うべき甘みである。酢飯との相性抜群、間違いなく寿司ネタとして最上ではないかと思う。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、クサカリツボダイへ!
http://www.zukan-bouz.com/suzuki3/kawabisha/kusakaritubodai.html