「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻409貫 | シマメノウフネガイ |
2006年9月2日 |
|---|
「まさかこんな貝を食べるとは!?」と驚いてくれるのはかなり貝に詳しい人だろう。まず市場でも水族館でも本種を見る機会はない。これは主にアワビや干潟にいるアカニシなどにくっついて暮らしている厄介な「異邦人」ならぬ貝。本籍はアメリカである。これが高度成長期に大型船のバラスト水などとともに運ばれて東京湾、相模湾などに移住してきたのだ。アカニシなどにくっついているととても食う気になれない。それが船橋から八王子魚市場に来ている仲買「源七」のあんちゃんが蒸したアカガイからこそげ落としているのを見ているとなんともうまそうに見えて、当然のごとく勝手に持ち帰ってきた。これを酒、しょうゆ、砂糖の地に漬け込んで「市場寿司 たか」へ。何も知らぬたかさん、さっそく握りにしてふたりでパクリ。これがなかなかいける。「うまいよなこれ、貝のうまさというか味があるし、ワタがほんのり苦い。これなんなの」というからアカニシについているのを見せた。「なんだこれ、オレにこんなもん食わしたのかよ」。まあまあ、うまかったんだから「ごめんね」は言わないよ。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、シマメノウフネガイへ!
http://www.zukan-bouz.com/makigai/bansokurui/karibagasagai/simamenoufunegai.html