寿司図鑑 410貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
イトフエフキ
いとふえふき / イトフエフキ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
世の中には目立たない存在というのがどんな分野にもあるもので、魚に関してはイトフエフキなんて最たるもんなんである。相模湾の定置網などに入っていると小振りだし明らかに雑魚でしかない。そんな外見からぜんぜん期待しないで「市場寿司 たか」に持ち込んでみた。「ちいせいな。これじゃ8かんとれるかどうかだな。歩留まりも悪そうだし」。初っぱなのこの言葉に「皮霜にして欲しい」と言いそびれてしまった。その切り身を食べてみると案の定、ぜんぜんうまくない。なにしろ身が柔らかすぎるのだ。それを握りにすると、どうなるか? 先に食べた、たかさんが首をひねっている。「ううまいな。凄いうまさじゃないけど、普通にうまい。目立たないが名優ってやつかな」。確かに軟らかくて気持ちの悪い食感であったのがすし飯の上では消えている。そのにあるのは微かだが旨味と甘味なのだ。「寿司っていうのは、これくらい地味なのがあってもいいんだよ」、たかさん〆の名言。
寿司ネタ(made of)
イトフエフキ
Threadfin Emperor
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒