寿司図鑑 1505貫目
イトフエフキの握り
いとふえふきのにぎり / イトフエフキ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
イトフエフキは相模湾などでは珍しい魚だったと記憶する。西日本に多かったが、それでも正箱(1箱に1種類の魚)で来ることはまずなかった。
これが最近、九州などから正箱でしばしば入荷してくるようになっている。
フエフキダイ科でも小振りで水分が多いので、鮮度のよさの割りに安い。
これを素直に皮を引いてつけてもらう。
わさび入り、しょうゆをつけて食べるといささか平凡な味である。すし職人の渡辺隆之さんは、白身はこれでいいと言う。
「ネタなんて、全部が全部主役でなくてもいいのよ」
「でも、魚の味が弱くないかね」
市場の八百屋でライムを買ってきて、塩・ライムで食べてみる。意外にもライムがこの淡泊な白身に合うのだ。
「これならウニやトロの間に挟んでも印象が残るね」
寿司ネタ(made of)
イトフエフキ
Threadfin Emperor
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