寿司図鑑 694貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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糸笛吹/イトフエフキ
いとふえふき / イトフエフキ
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イトフエフキはフエフキダイ科でも小振りで、しかも非常に目立たない存在だ。
相模湾の定置などにもたまに入るのだけど、ようするに雑魚扱いされている。
また今回のイトフエフキは鹿児島県南さつま市笠沙の若潮さんからきたものだけど、たぶん競りからもれたものに違いない。
魚に値がつかないのにはいろんなわけがある。
例えば「味はいいのだけど多くとれない」とか、「その土地では食べる習慣がない」なんてものは、味の方は天下一品だったりする。
でも「味が劣るために安い」ものの方が圧倒的に多い。
イトフエフキの問題点は「味に特徴がない」、「身に旨味がない」、「脂が少ない、もしくはのらない」ことだろう。
だけど握りにすればすし飯が、その味気なさをおぎなってくれるはずだ。
それで小振りなヤツを二かんほど。
たかさんが意外にも、「悪くないじゃない」なんていうけど、ボクとしては平凡極まりない。
今度、もう一度鹿児島から送ってもらって、一工夫してみるか。
「たかさん、今度は昆布締めにするよ」と言って店を出る。
寿司ネタ(made of)
イトフエフキ
Threadfin Emperor
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