「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻439貫 | 縞海老/ヒカリチヒロエビ |
2006年11月18日 |
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「今年はエビが豊漁なんです」。沼津魚の達人・菊地利雄さんが呟きながら「これをお土産にどうぞ」と沼津での「縞海老」ヒカリチヒロエビを手渡してくれる。ずっしり重く3キロはありそうである。ヒカリチヒロエビは根鰓類、すなわちクルマエビなどに近い中型のエビ。沼津に揚がるのは10センチ前後のものが多いのだが、この天ぷらはたまらなくうまい。ただ生で食べるとやや落ちる。これは身が甘えびなどと比べてしっかりしているのと、甘味が薄く、微かだが生臭みがあるせいだと思われる。でも寿司にするなら「生がいい」。茹でたのを食べてみて、たかさんといろいろ試してみる。「たかさん、醤油で軽く洗ってみようか?」。むき身をほんの少しだけ垂らした醤油でさらりと洗う。これが大正解。甘味がグンとました、生臭みも消え、醤油が甘えびなどにある粘質のアミノ酸と同じ役割をしているのか旨味が長く続くのだ。当然握りは絶品である。「これはいいね。甘えびより断然こっちの方がいい。面白いのは醤油のお陰かな、すし飯にすんなり馴染んでくれる」。あまりにいい味だったので本日のお昼は、「縞海老」の寿司丼となった。これもうまい。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、ヒカリチヒロエビへ!
http://www.zukan-bouz.com/ebi/tihiroebi/hikaritihiroebi.html