「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻5貫 | バカガイ(青柳) |
2005年4月3日 |
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旬:旬は春
船橋の仲卸に「青柳ありますか?」と聞くと「ばかーはねーよ」なんて怒鳴るように言うのだ。船橋では「ばか」もしくは「ばかげ」と、寿司屋での青柳は面はゆいように言うのだ。それでも「うまいお」とは東京湾の漁師でもいちばん湾奥にちかい船橋の漁師はもっとも知悉している。「うめーよな春のばかげ」と歯の抜けた笑顔で言うのだ。どれぐらいうまいかというと春の握りでは「これなくしてだめだろ」というほどである。
バカガイは殻から外してウロや汚れをとり、開いて熱湯にくぐらせる。氷水にとりふきんでしっかり水分を取り除く。でも「市場寿司 たか」の仕込みはちょっとどころかえらい違っているのだ。むき身からウロを外し、鍋に入れる。そこに塩をどばっと入れて始めてガスコンロをつけるのだ。手でかきまぜながら熱くなってきたら流水で洗う。これを握るのだ。この朱に染まったバカの握りがうまいんだな。バカ特有の苦みをともなった風味。甘さ。春は「バカ」に限るなんてバカは思うのだ。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、バカガイへ!
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/bakagai/bakagai.html