「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻509貫 | クログチ |
2007年5月18日 |
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東京湾で「いしもち」と呼ばれているのが「白ぐち」、当然「黒ぐち」もいるわけで、それが本種である。シログチが内湾性でどこか弱々しいのに対して、こちらはやや沖合にいる。当然、その面突きも厳しく精悍なのだ。外海にいるせいか肉質もしっかりと硬く締まり、血合いの色合いもマダイのように美しい。その上、体長が50センチを超える大型の魚なのだから前にすると見事だな! と思う。でも問題はその苦み走った外見が地味すぎることか? どうやら市場ではそれほど人気があるようには思えない。でもこれを寿司職人などで「うまい魚だ」と覚えておくと、取って置きのものになる。だいたい目の前の老練の寿司職人、たかさんが感激しているのだ。「見た目はうまそうじゃないよな。それは卸してみるとこれだよな」。「男は顔じゃないって言うけど魚も同じだね」。たかさんなんかんもほおばってそのうまいのに驚きを隠さない。味わいはマダイに近い、きっと黙って出されたらわからないだろう。旨味も脂の質も、上物としか言いようがない。これでどこかに華やかさがあればね。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、クログチへ!
http://www.zukan-bouz.com/suzuki2/nibe/kuroguti.html