「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻539貫 | ヤマトイトヒキサギ |
2007年11月14日 |
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鹿児島県の東シナ海に面した笠沙は関東に住む身には遙かに遠い。なんとかして一度魚を見に行きたいけど果たせないでいる。その焦燥感を和らげてくれるのが当地でお魚の宅配業もしている漁師の若潮君である。ここから魚が届くと箱を開けるときいつも心ときめくのだ。その若潮便に紛れていたのがヤマトイトヒキサギである。この魚、新種として発表されたのが2002年だからお目にかかること自体難しいものである。この珍しい魚、珍しいだけじゃない、うまそうなのだ。同属のクロサギは関東の市場でも見かけるが、やや薄汚れた外見でうまそうに思えない。そこへいくとこっちはギンギラギンに輝いている。これを下ろした寿司職人のたかさんが驚いたほどに身も美しい。そして握りにしたら、これまた結構な味であったのだ。「白身で上品なのに旨味が舌に残るね。そして適度に消えてしまう。寿司飯にも合うし、これはいいね」、たかさん続けて「これたくさんとれるの」と聞いてきた。残念ながら「珍しいものなんだよ」ね。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、ヤマトイトヒキサギへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki3/kurosagi/yamatoitohikisagi.html