「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻57貫 | べら/キュウセン |
2005年5月27日 |
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旬:初夏から夏
木の芽の頃に旬となるのがキュウセンである。関西では「ぎざみ」などといって刺身でも煮魚などでも食べられて、味のいいのが知られているのだが、関東ではトンと人気がない。どうもこの魚の色彩から、まずいだろと思いこんで仕舞っているらしい。こんなことからもわかるのだが関東人は「見た目の判断」がまずきてしまう。ここが手堅いというか閉鎖的というか、残念なことである。すとんきょうなものには慣れている『市場寿司 たか』のたかさんも、この見た目に「べらかい」なんて眉を寄せるのだ。それがおろしている内に「思ったよりもいいね」と変わり味見して「うまいじゃないかい」となる。脂がのっているのだろうか、甘みがあり、シコっとした食感のなかから旨味がジワリしみ出してくる。すし飯との相性もよく、見た目も上々。初夏から夏の握りとして爽やかな存在になりそうだ。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、キュウセンへ!
http://www.zukan-bouz.com/bera/bera/kyusen.html