「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻63貫 | 紋甲烏賊/カミナリイカ |
2005年6月2日 |
|---|
春から初夏にかけて西日本の沿岸に産卵に押し寄せてくる大きなコウイカ。これを各地で「紋甲いか」と呼んでいました。標準和名のカミナリイカです。これは西日本では高級なイカであり、「紋甲いかくれますか」というのは酒のアテとしてもちょっと贅沢なもの。それが近海の水産物が激減して海外から大型の甲イカの仲間が輸入されるようになって、それが「紋甲いか」と呼ばれるようになったために言葉が混乱してしまったようです。無知なヤカラは「紋甲」というだけでまずいと思うんです。当然の話ですが国産のカミナリイカの味わいは絶品です。肉厚でやや堅めなのですが、これは包丁目を入れる。この純白の身をすし飯にのせるとなんとも美しい握りが出来上がる。身に甘みがあり、噛むほどに旨味がとろっと湧きだしてくる。そして酢飯がそれをそっと押しとどめて。この辺の微妙な加減が「なんとも言えまへんな(桂米朝風に)」。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●高知市浦戸湾の多種多様な魚貝類は『土佐の廣丸』へ
http://www.zukan-bouz.com/zkan/hiromaru/index.html
●市場魚貝類図鑑、カミナリイカへ!
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/kouika/kaminariika.html