「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻639貫 | 公魚/ワカサギ |
2008年9月8日 |
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秋になると入荷し始めるものにワカサギがある。
九月五日の朝、やはりやはりワカサギはやって来ていた。
青森県産であり、やややせ気味だが鮮度がいい。
大きいのを選んで『市場寿司 たか』に持ち込む。
そして考えた。
「三枚に卸して皮を引かないで、表面をあぶりたいな」
ボクが考えを高らかに言うと。
「焼くよりも、酢で洗いたいな」
そして約数十秒経った。
「じゃあいいや酢洗いでやろう」
三枚に卸して皮を引く。
立て塩に5分ほど、酢で洗う。
これを一尾一かんで握る。
すし飯の白に、ネタまで白いのであんまりうまそうには思えない。
しかし、食べたらいい味だ。
「ワカサギってしっかりうまいね。ちゃんと旨味があるっていうか、酢との相性もいいね」
「そうだね。ついでに独特の風味もあるよな」
そこへチョンマゲ男が来たので食べさせる。
「なんだ、見た目は悪いけどうまいぞ、これは」
「ワカサギだよ」
昨年は同じ科のキュウリウオのうまさに驚いたのだった。
種としては近いのだから、まずいわけがない。
次回は焼いてみたいと思うのだ。
●市場魚貝類図鑑、ワカサギへ
http://www.zukan-bouz.com/kyuriuo/wakasagi.html