「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻752貫 | 鳥取市賀露港かろいち内『寿司若林』本日の8かん |
2009年3月31日 |
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コルクボードに貼られた本日の8かんは「かんぱち、たい、マグロすき身、赤いか、まるご、ほたて貝、よこわ、かに」。
これで700円は非常に安い。
もしもこれを東京の普通のすし屋(出前などもやっている)で食べると1600円、中流どころで2400円はするだろう。
東京で食べる半値以下、もしくは三分の一ほどである。
田舎なんだから安くて当然だと思うのは大間違い、海辺の汚いすし屋に入ったら値段だけは東京以上だったなんてことだって少ないのだ。
さて画像左上から見ていく。
左端はイカであることは間違いなく、「赤いか」とあるが実は難しい。
関東の市場で単に「赤いか」というとケンサキイカをさし、冷凍食品の店だとソデイカのこと。
アカイカという標準和名のイカもいるので本当になんだろうね?
ただ鮮度がいいこと、鳥取で「タルイカ」と呼ばれているソデイカがそれこそ賀露港の競り場を埋め尽くしているところから、それかな?
でも最近のロールイカ(冷凍のソデイカ)は非常に優れているので、やはりここでは保留。
●ソデイカへ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/tutuika/sodeika.html
アカイカへ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/tutuika/akaika.html
ケンサキイカへ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/yariika/kensakiika.html
その右側が「まるご」だ。
山陰で「まるご」というのは関東での「サンパク」、「ワラサ」のことで3キロ前後から7キロあたりのブリのこと。
これは間違いなく地物、もしくは境港産。
思った以上に味があり、脂ものっている。
●ブリへ
http://www.zukan-bouz.com/aji/buri/buri.html
左から2番目、赤いのが「よこわ」。
要するにクロマグロの10キロほどのもの。
たぶん境港からきたもので、地物(鳥取県産)となる。
これはうまい、絶品だ。
●クロマグロへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/maguro/maguro.html
書き忘れたけど、すし飯はややはんなりして東京よりもやや甘い。
握り加減も下手な関東のすし屋よりも上手なんだからすごいね。
いちばん右が「かに」なんだけど、これは冷凍のズワイだろう。
●ズワイへ
http://www.zukan-bouz.com/kani/kumoganika/zuwaigani.html
下段左端のホタテは間違いなく冷凍。
●ホタテへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/itaya/hotate.html
その右のマダイは微妙だけど、地物の可能性大。
これもいい味だ。
●マダイへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki2/taika/tai.html
その右が軍艦にのったメバチマグロ。
●メバチマグロへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/maguro/mebatimaguro.html
右端がたぶん養殖のカンパチだろう。
●カンパチへ
http://www.zukan-bouz.com/aji/buri/kanpati.html
よくできた取り合わせに、右隣に無駄な巻物2つ。
これはいらない。
さて、なによりも驚くのはカウンター内のオッカサンの寿司職人としての腕前である。
すし飯のできも悪くない、硬さもほどよい。
これなら繁盛するのもわかろうというものだ。
ここにもっと地魚を増やすと名店の誉れ高いものとなるだろう。
2009年10月13日