「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻756貫 | 沼津『双葉ずし』でジンドウイカ |
2009年4月15日 |
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沼津魚市場に小イカが並んでいる。
まだ身体に触れると明滅する。
小さな小さな有機交流電灯のように。
これがジンドウイカなのだ。
アオリイカ、ヤリイカの隣で断然小さくて、値段から言っても安いもの。
鮮度が落ちやすく、一日経つとがくんと旨味が消えてしまう。
安くて産地ならではその真味がわかる。
だからジンドウイカは産地で食べるにしくはない。
出てきたものはたぶん一尾一かん。
身が薄ので、すし飯が白い絹をまとっているようで美しい。
これを口に放り込むと、まずはプツっと歯に当たり、かみしめて甘みがジワリと来る。
そこに酢飯が押し寄せてくるのだけど、旨味甘みがほどよく混ざり合って、心地よいこと。
沼津に来てよかったな、と、思わせる一かんである。
双葉寿司 静岡県沼津市千本港町
●市場魚貝類図鑑、ジンドウイカへ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/yariika/jindouika.html