寿司図鑑 755貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

沼津『双葉ずし』で駿河湾の2かん/サクラエビ・生しらす

さくらえび・なましらす / カタクチイワシ & サクラエビ
沼津『双葉ずし』で駿河湾の2かん/サクラエビ・生しらす
軍艦巻

沼津に行って来た。
 最近では第二の故郷のような沼津。
 だがしかし、今回は仕事がらで、なんだか時間に追われ、また時間を持てあまし。
 やっと一仕事終えた昼時に『双葉寿司』に入る。
 今回はカウンターではなく、二階の座敷で駿河湾の味覚を堪能する。

 さて、まずは生しらすに、サクラエビ。
 ともに漁は最盛期を迎えている。

 生しらすはカタクチイワシの稚魚。
 早朝に出た船は午前6時過ぎには戻ってくる。
 そして今現在11時20分なのだから、水揚げしてから5時間あまりしか経過していない。

sirasubune0903.jpg
●クリックすると拡大
しらす船が帰ってくる

 静岡の人は、生しらすは一日だけのものだという。
 だから、旅人に食べて欲しい、その最たるものが生しらすなのだ。
 東京にも出荷されていて、決して珍しいものではないが、ご当地で食べるものとはまったく別物。
 なにしろ静岡で食べる生しらすには生臭みは皆無、苦みもほとんどない。
 微かに苦いと感じるのが、むしろ心地よく。
 しらすの旨味が口の中で爆発する。
 今年はアユの稚魚も混ざっていないようで、もっともいい状態のものらしい。

 サクラエビは駿河湾の特産だ。
 相模湾でもとれるがまとまらない。
 春と秋に行われる漁の、春の最盛期を迎えている。
 静岡で味わうなら、なんといっても生か、釜揚げ。
 夜に行われる漁が水揚げしたばかりのサクラエビ。
 軍艦の上で透明感のある紅色をしている。
 この生のサクラエビの甘さは独特である。
 口の中で甘い香り、甘い味わい、そして旨味が一緒くたにになる。

 駿河湾ならではの二かん、これがまさに絶品。
 ともに夏までの味覚なのだから、今年もう一度、静岡で生しらす、サクラエビが食べられるかどうか、心配になる。

双葉寿司 静岡県沼津市千本港町

寿司ネタ(made of)

サクラエビ
英名/Sakura shrimp, Spotted shrimp

サクラエビ
国内では相模湾などでも揚がるが駿河湾(静岡県)の特産物のひとつ。台湾でも盛んに漁を行っている。
駿河湾では春は3月下旬から6月上旬(春漁)、秋は10月下旬から12月下旬(秋漁)と年二回漁が行われる。
本来素干しとして流通するもの。素干しとは・・・・
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カタクチイワシ
Japanese anchovy, Half mouth sardine

カタクチイワシ
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関東の市場への鮮魚での入荷は少なく、都市部のスーパーなどでもあまり・・・・
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