「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻757貫 | 鬼底方頭/オニソコホウボウ |
2009年4月17日 |
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希少な魚ってのがある。
世界で1個体とか、年に数匹とれるものとか。
そこまではいかないが、底曳網の港でいると、めったにお目にかかれない魚に毎日のように出合う。
例えばソコアマダイ類、バケアオメ、そして今回のソコホウボウ類。
ソコホウボウ属ではソコホウボウ、オニソコホウボウ、ハナナガソコホウボウ。
ハナナガソコホウボウはボクの見る限り数年に一個体、オニソコホウボウは月に二三個体、ソコホウボウは2日に一個体くらいの頻度だろう。
だからオニソコホウボウが手にはいるというのは、なかなか幸運なことなのだ。
喜んだのはボクだけじゃない。
ホウボウが好きで毎日仕入れている、たかさんが「ホウボウの兄弟だ」とわけのわからぬことを言って、変に驚喜。
さっそく握ってもらおうと思ったら、後から後からお客が連なる。
やっと出来上がったときにもお客がいて慌ただしいこと。
でも、こいつ、いけたのだ。
今時期のホウボウほどではないが、脂がのっており、旨味が横溢している。
お客の前では聞けないので、少し経ってから感想を聞く。
「頭がいいね。コレ、コレ、コレ」
ようするに頭の尖った吻棘(ふんきょく)を指さしながら、受けた受けたと、これまたわけのわからない喜び方をする。
味はよかったよ、また仕入れてきてね。
というくらいだったから、寿司ネタとして合格なんだろうね。
2009年4月14日
●市場魚貝類図鑑、オニソコホウボウへ
http://www.zukan-bouz.com/kasago/houbou/onisokohoubou.html