「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻79貫 | 北帰貝/ウバガイ |
2005年6月18日 |
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ここは福島県いわき市久ノ浜である。競り場の脇でせっせと「ほっき」が剥かれている。そのぽてっと太った身のなんともうまそうなこと。6月のこの時期、「ほっき」漁は始まったばかり、この剥いているのは漁師さんたちのおかずとなる。「ほっき」の産卵は南ほど早く、春に産卵した福島の「ほっき」はやっと身が太りこれからがいちばんうまい時を迎える。この旬に入った「ほっき」を握りにする。「そういや、昔は高いネタだったね」というのは『市場寿司 たか』のたかさん。「そんなに入荷して来なかったしね」。それが今じゃ福島から北海道、はてはカナダからの冷凍物まで「ない日はないね」というありふれたネタとなっている。ただし国産の活け(殻付きのもの)なら寿司1かんにすると決して安くはない。1個200グラムはあり、これ1個で200円から300円。2かんとって利益も入ると1かん300円以上につくだろう。街の寿司屋なら思案にふける値ではないか? 「ほいよ!」と置かれた2かんをぱくり、すぐに甘みが来るのが「ほっき」ならではクセがなく、これが物足りないという向きもあるが身の柔らかさもほどよく、寿司としていい味わいだな。
●八王子綜合卸売センター、「市場寿司 たか」
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/rink/gest.html
●市場魚貝類図鑑、ウバガイへ!
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/bakagai/ubagai.html