「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻797貫 | 生鯖/マサバ |
2009年6月28日 |
|---|
店主曰く、「今日のサバをみてください」。
大分県でも北、周防灘でとれたというもので、追加はヒラメの昆布締めと、この生のマサバとした。
このマサバを見せられたら食べないわけにはいかない、それほどに見事なものだ。
目の前におかれた一かんを見て驚いた。
ネタの切りつけが、独特というかユニーク。
平造りに切っている。
その下に小さすぎるすし飯が、まるで仁王さんに押しつぶされそうになっている天の邪鬼のようではないか。
このマサバの上に、やはり胡麻と青ネギ、ショウガがのっている。
素晴らしいサバで恐ろしいほどにうまい。
けど胡麻が邪魔だな。
やっぱり胡麻の風味が感じられるのだ。
それにすし飯は何処に?
すし飯は小振りである場合には、強めの味つけにするべきだ。
でもこの店のすし飯の味つけは控えめとなっている。
地方のすし屋では、このすし飯の不具合に地団駄を踏む思いに駆られる。
マサバの旨さだけでも、この店の優れているのはわかろうというものだが、おしい。
すしネタの味わいに満足、すしの考え方に疑問を感じて、店を後にする。
時刻はまだ12時半でしかない。
もうひと歩きしよう。
なかたに 山口県山口市下竪小路76
●市場魚貝類図鑑、マサバへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/saba/saba.html