「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻815貫 | 汐っ子/カンパチ |
2009年8月27日 |
|---|
汐っ子とはカンパチの若魚のことだ。
市場では20センチくらいから40センチほどをこう呼ぶ。
関東では秋を感じる魚で、外房、相模湾、駿河湾に群れが入り込んでくる。
ちなみに9月は陸上では秋の気配ただよう季節だが、海の中はもっとも水温の高いときだ。
汐っ子は熱い黒潮の申し子ともいえそうだ。
カンパチはアジ科ブリ属。
ブリ属3種、ブリ、ヒラマサ、カンパチは食用魚としてなじみ深いもの。
ブリなどは小さいとうまくないけれど、なぜかカンパチだけは小さくてもうまい。
だから汐っ子が秋の風物詩となる。
汐っ子をたかさんに手渡すと、「秋だね」なんてね。
毎年同じことをやっている。
これがいいのだ。
後は無言で、いつの間にか二かん。
一年ぶりに食べる、秋の汐っ子がうまい。
今回のものは、体長20センチ上。
産地不明は残念ながら勝手に千葉産に違いないと思い込む。
小さいのに旨味が豊で、ちゃんと脂がのっている。
「今年は夏が楽だったね」
「まだこれからだよ。いつもそうだろ」
本当に今年の夏は過ごしやすかった。
でも残暑がきびしい、可能性もある。
●市場魚貝類図鑑、カンパチへ
http://www.zukan-bouz.com/aji/buri/kanpati.html