「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻831貫 | 障泥烏賊/アオリイカ(シロイカ型) |
2009年12月21日 |
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旬:年間を通して美味だが、特に夏にうまい
徳島中央卸売市場『榎本兵』で、あまりに安いのでアオリイカを衝動買いしてしまった。
1キロ上の大型なのに2千円以下とは、関東の市場では考えられない。
しかもどう見ても大型になるシロイカ型のアオリなのである。
アオリイカはアカイカ型、クワイカ型、シロイカ型の3つに分かれたが、この味わいの違いはわからない。
ただし、身の分厚さからして、大きいほど味がいいということではいちばん大型になるシロイカ型がもっともうまいに違いない。
夏のイカという感のあるアオリイカの冬の味を確かめるのも面白いだろう。
下ろして広げた胴が大きい。
分厚い身に透明感が残っている。
水揚げしたものをすぐに競り落とし、翌日にきたのだから鮮度の良さは申し分ない。
問題は皮がなかなかむけないこと。
真新しい布巾で丁寧に丁寧に剥く。
刺身の味わいはさすがイカの王様なのである。
シコっとした食感より先に甘みがくる。
そして旨みがじわじわと押し寄せてくるのだ。
アオリイカはイカの中でももっとも呈味成分が多いとされる。
それをまさに感じているわけだ。
そして、翌日になっても刺身のうまさは変わらない。
『市場寿司 たか』に持ち込んで、中一日たったアオリイカのうまさにちょっと感動。
たかさんともども「アオリイカが高いのは当然だね」なんていいながらうなずくしかない。
この厚みのあるネタが適度にかみ切れて、すし飯との相性もいいとは不思議だね。
後は長々と続く甘みと旨みに、もう一かん食べてくなる。
榎本兵
http://www.emotohyo.co.jp/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、アオリイカへ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/yariika/aoriika.html