「市場寿司 たか」で試行錯誤した新しい寿司ネタ、定番の魚貝類から各地の郷土料理や我が家の寿司まで種別に公開しています。現在めざすところは1000種のネタ図鑑にすることとし、市場と日本の水産物の可能性を試す。また地方での寿司というものを取り上げて我が国の「寿司」「鮨」「すし」のことを理解していきたいと思っている。
寿司図鑑 本巻
寿司図鑑 雑記
| 本巻837貫 | 鱈場蟹/タラバガニ |
2010年01月21日 |
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旬:冬
新年となって20日あまり。
正月気分も消えて、さて何が食べたいかというとタラバガニでしょう。
年末と比べると安いので、買い頃であるというのもある。
今やカニ、タラバガニは年末商材。
お正月に食べるものの代表ってなものとなっている。
今回のものはゆでて冷凍したもの。
本当は生で冷凍したものを買い、自宅で蒸した方がうまいと思う。
「どちらがいいか?」と聞かれたら、「生を買いなさい」とおすすめしているが、知り合いの業者さんが、「ゆでたのもおいしくなったよ」というので試し買いしてみる。
生のものは流水で急速にもどす、熱を通したものはゆっくり自然解凍する。
今回は冷蔵庫で24時間ほど。
たかさんに殻を剥いてもらい。
握りに仕立ててもらう。
さて、何度も書いているが、たかさんことすし職人渡辺隆之さんはエビカニ食いだ。
カニなどを渡すと我を忘れてくらいつく。
当然、まずは黙って味見して曰く。
「家で活けを蒸すのと変わらないね。ちょっと驚き」
この握りが素晴らしい味だった。
いっぱい食べたいものではなく、少しで強く印象に残るもの。
すし飯より一回り大きいタラバの脚が甘い。
濃厚な甘さだけど、ほどよく薄れて、そこにこれまたほどよくほぐれる。
口の中でタラバガニの旨みが爆発しているのに、ちゃんとすし飯の存在感があるのもいい。
ゆでタラバがこれほどうまいとは思わなかった。
「たかさん、タラバの握りはうまいね」
「そうかな? そのまま食べた方がいいんじゃない」
何気なくたかさんの手元を見ると、タラバガニ1ぱい分がほとんどなくなっている。
まさかと思うが朝飯にするのではない、よね。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、タラバガニへ
http://www.zukan-bouz.com/koukakurui/tarabagani/taraba.html