寿司図鑑 849貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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五城目、赤ずし
あかずし /


握り nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
秋田県北部、横手市などで作られているものに「赤ずし」がある。
もともとは餅米を硬めに炊き、塩と酒で味付けし、赤ジソ、キュウリなどと合わせて漬け込んだもの。
乳酸発酵で酸味を醸し出したもの。
現在では非常に貴重な伝統食品だ。
クリックで閉じます 今回のものは五城目朝市で買い求めたもの。
八郎潟を控える町は伝統的な食品の宝庫で、食べ物のことを調べているものにはドリームランドのようなところだ。
ただし高齢化が進んでおり、先行きのことを考えると大いに不安。
五城目というと朝市ではないか? まずそれしか思い浮かばない。
この伝統食の継承者を保護し、跡継ぎを育てる。
緊急にすべきことが、それだよな。
五城目のものは甘い餅米に、梅干しの赤ジソを混ぜ込んだもの。
発酵食品ではない。
梅酢の酸っぱさ、塩辛さに餅米の甘さ。
赤ジソのシソニンと梅のクエン酸から生まれた鮮やかな赤色が食欲をそそる。
本来はお盆に食べるものだというが、うだるような夏の暑さのなかで、この甘酸っぱい味わいが涼を呼ぶのだろう。
旅人のボクが食べても、なかなか味がよい。
夏バテに赤ずし、秋田県人の英知である。
もともとは餅米を硬めに炊き、塩と酒で味付けし、赤ジソ、キュウリなどと合わせて漬け込んだもの。
乳酸発酵で酸味を醸し出したもの。
現在では非常に貴重な伝統食品だ。

八郎潟を控える町は伝統的な食品の宝庫で、食べ物のことを調べているものにはドリームランドのようなところだ。
ただし高齢化が進んでおり、先行きのことを考えると大いに不安。
五城目というと朝市ではないか? まずそれしか思い浮かばない。
この伝統食の継承者を保護し、跡継ぎを育てる。
緊急にすべきことが、それだよな。
五城目のものは甘い餅米に、梅干しの赤ジソを混ぜ込んだもの。
発酵食品ではない。
梅酢の酸っぱさ、塩辛さに餅米の甘さ。
赤ジソのシソニンと梅のクエン酸から生まれた鮮やかな赤色が食欲をそそる。
本来はお盆に食べるものだというが、うだるような夏の暑さのなかで、この甘酸っぱい味わいが涼を呼ぶのだろう。
旅人のボクが食べても、なかなか味がよい。
夏バテに赤ずし、秋田県人の英知である。