寿司図鑑 400貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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目光/マルアオメエソ
めひかり / マルアオメエソ


「目光」とはなにか、というと、これが一種類の魚ではない。
まあ、非常に見分けるのが困難なのであるが、だいたい銚子から北にいるのがマルアオメエソ、南にいるのがアオメエソ。これが似ているなんてものではない、まったく同じ魚にしか見えない。
今回もこれがマルアオメエソであるとしたのは福島県産であるから。そして肝心要の味わいであるが、これがどうにも違いがみつからない。
それが証拠に、たかさんが刺身で味見して
「前に目光、握ったよね。またやるのかい。やっぱりいつ食べてもうまいね」
と感心している。前回、『市場寿司 たか』で握ったのは沼津産の目光、アオメエソなのであるが。
さて、目光の握りはまことにうまいのである。何と言ってもトロっとした脂が甘く、そして味わいに嫌みがない。
すし職人としては北でとれようが、南でとれても関係がないとのこと。同感である。