寿司図鑑 94貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
ウミタナゴ
うみたなご / ウミタナゴ


相模湾・東京湾では釣りの魚として名高い。産卵期は春でその頃に浅瀬に来るのだが、その時期はちょうど岸からの釣りの対象魚が深みに隠れるとき、本来脇役にもなれないウミタナゴが釣り物の主役となるのだ。このウミタナゴの食べ方というとこんがりと塩焼きにして焼きたてをかぶりつくとうまいな、とかみそと薬味となるネギやシソなどと生のままたたいて肴とするとかしか思い浮かばない。刺身にはしないだろうなと思われているかも。それを今回は寿司ネタにした。と、最初に「うまい」と唸ったのは寿司職人のたかさん。続いてぱくりと口に放り込んでこちらも唸ってしまった。魚自体が主張してうまいというのではないかも知れない。ふわりと浮き上がってくるような旨味と甘み。これがほどほどながらバランスがいいではないか。しかも身の柔らかさ加減がすし飯との相性を高めて絶妙。「知らなかったな、ウミタナゴの実力」。
寿司ネタ(made of)
ウミタナゴ
Temminck's surf perch
東北地方では唐揚げに、塩焼きに、煮つけ(佃煮)などにする。安くてほどほどに味がいいので根強い人気がある模様。・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒
この寿司ネタの他の寿司(Others)
- 登録がありませんでした