寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
ツムブリの握り
つむぶりのにぎり / ツムブリ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
黒潮にのり海を疾走する虹色の魚、その流線型のスマートな体からして美魚の誉れ高い。
これが食べる向きでは、さほど人気が高いとはいえない。実際に駿河湾沼津では評価が低く、画像のものを沼津魚市場で競り落とそうと仲買さんに頼んだものの、それをみていた漁師さんが、
「欲しけりゃやるだら」
といただいてしまった。
沼津、魚の案内人である山丁・菊貞 菊地利雄さんも、
「めなだ(ツムブリ)は人気がないって言うか、うまいって思わないんです」
ほとんど食べたことにない魚である。とりもなおさず刺身にしてみる。
これが意外にいけるではないか? 沼津では寒くなるとうまくなると教わった。確かに9月の小振りは脂がないが、味はあるのだ。
念のために 『市場寿司 たか』でつけてもらった。
「ブリっていうからいなだに似ているね」
と、たかさんの言うとおり。味はいなだ(ブリの幼魚)そのもので、少し血合いが多い。また今回は大小あって、普通は50センチの大がうまいかと思ったら、40センチの小が多少なりとも脂があってうまい。
結局産地での評価が低いのは同時期にとれる、「いなだ」よりも味が落ちるからであるようだ。
ワサビ醤油よりも、ネギと生姜醤油というのがうまかった。
次は旬だという晩秋から冬の大型食べてみるつもり。
2005/09/12
寿司ネタ(made of)
ツムブリ
Rainbow runner, Fr/Comète saumon, Sp/ Macarela salmón 雙帶鰺、海草、拉侖、拉崙・柴魚・青甘(澎湖諸島)
ブリに似た姿で味がいいので、徐々に流通上の評価が上がってきている。
夏や春の小振りのものは淡・・・・
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