寿司図鑑 343貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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サツマカサゴ
さつまかさご / サツマカサゴ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
昨年の秋、沼津魚市場の生け簀をのぞいているのは佐政水産の青木さん。近寄ると「小さいんですけどサツマカサゴなんです。小さすぎておいしいかな」と思案している。サツマカサゴは沼津では比較的数少ない魚。やや深い場所にいるカサゴの仲間で、トゲに毒があり、面相は怪異。それでも白身のおいしい魚で「活けなら、これでも高いでしょう?」と聞くと、安いはずだというので競り落としてもらった。これを手早く締めて『市場寿司 たか』に持ち込む。午前に沼津をたって八王子までは3時間。午後、客のひけた店でサツマカサゴを握ってもらう。「まあ、魚は新しいからうまいということはありませんな」とたかさん首を振る。そのとおり透明感があって美しい握りなのに味がない。プリっとしていて、まあそこだけは楽しめるが、小振りでもともと旨味がなかったのだろう惨敗である。「大きければうまいんですけどね」と青木さんも言っていたのだ。またこんどはデカイのを探してトライすべし。
寿司ネタ(made of)
サツマカサゴ
Humpbacked scorpionfish
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