寿司図鑑 424貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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潮騒河豚/ショウサイフグ
しおさいふぐ / ショウサイフグ


関東では人気の釣りの対象魚である。千葉県大原町に始まり最近は東京湾でも「フグ釣り」でも盛んになっている。その割に市場での評価はぱっとしない。あくまで3流の誉れしかない。なぜならばお江戸でのショウサイフグは「安ふぐ」としての代名詞なのであって「庶民の味わい」であるからだ。じゃあ「庶民の味わい」が二流なのかというとあにはからんや絶対に一流なのである。鍋にしても刺身でもタレで焼いてもたまらんうまさである。これを握りにしても「うまいな、コレ」とたかさんを唸らせる。握りにして3、4滴スダチを落として今回はモンゴルの岩塩でいく。ショウサイの身はシコっとしている。そこに岩塩のやや複雑な塩辛さと、それをすし飯がまとめ上げてくれるがごとくである。こんななかでもショウサイの身の甘味は感じられるし旨味すらも。さて今宵はアラと残った身で「名古屋の鍋」といきますか?
寿司ネタ(made of)
ショウサイフグ
Globefish, Blowfish, Puffer
関東ではトラフグよりもヒガンフグや本種の方が多かったのではないか、と思われる。
江戸時代前期、松尾芭蕉の俳句にある「ふくと汁」は本種の可能性が強く、しかも「みそ汁」であ・・・・
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