寿司図鑑 423貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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しぶだい/クロホシフエダイ
しぶだい / クロホシフエダイ


海の中は明らかに温暖化が進んでいる。これは別に海の中を調査しなくても市場に入荷してくる魚を見ているだけではっきり見て取れるのだ。そのひとつの現れだと思うのがフエダイ科の魚にである。フエダイ科の魚はどれも味が良く熱帯にあっては代表的な食用魚でもある。それが毎日のように鹿児島、大分、和歌山などから入荷してくる。そしてなかでも美味であり、しかも大きくなるので確実に将来高級魚の仲間入りをしそうなのがクロホシフエダイなのである。でもまだ安い、それで2キロ弱を見つけて握りに仕立てる。初めて見る魚でも美しい魚体なのでたかさんも速やかにネタの切り付けを終えて、4?5かん握って食べてみる。「うまいね。血合いの色合いもいいし、キロいくらだった」。これは新たな寿司ネタとして「使える」という評価である。味わいはクセがなく、その割に旨味がある。分厚く切っても硬くないのも寿司ネタとしての条件を満たしている。寿司屋にとって新ネタとしてクロホシフエダイは「買い」である。
寿司ネタ(made of)
クロホシフエダイ
Russell's snapper
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