寿司図鑑 428貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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雌貝/メカイアワビ
めがい / メガイアワビ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
いつも雄貝であるクロアワビと比べられて格下に見られているのが雌貝のメガイアワビなのだ。これなどまったくおかしいの一語に尽きる。だいたいクロアワビとの違いは生でコリコリ食べたときのこと。この「生」というのがアワビの最上の食べ方であるかのごとく言われているが、明らかに間違い。好みの問題だが、できれば酒蒸しにしたい。すると値段のはる雄貝よりも手頃な雌貝がだんぜん味わいでは互角、もしくは以上の存在になる。まさに美しく優しいお姉さんのようにきめ細やかに優しい、そんな味わいになるのだ。「そうだよね、たかさん」と同意を求めると「どうかな、オレは雄貝の方が好きだけどね。まあ値段からしたら雌貝だけど」。と、市場で仕入れた雌貝を持ち帰って酒と水の同割に塩、そして少しだけ醤油という地で蒸し煮にする。それを翌日まで鍋とめにして、「市場寿司 たか」へ持ち込む。これは誰が何と言っても絶品である。身は思った以上にしっとりと柔らかい。そしてジワリと甘くうまくて、遅れてくるすし飯にも絶妙に調和する。「どうだ参ったか」と自慢すると「ちょっと参った」と初老の寿司職人は笑うのだ。
寿司ネタ(made of)
メガイアワビ
英名/Disk abalone
各地で稚貝の放流や増殖などの努力がなされている。
味の点でクロアワビに比べてやや劣るとされるが、食感さえ気にしなければ非常に味のいい貝。
メガイアワビのことを「メガイ・・・・
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