寿司図鑑 451貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
イセゴイ
いせごい / イセゴイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
世の中にはどうにも食べられない魚というのがある。「なんでも食えばいいんだ。それが野生の底力だ」とうそぶいていたが、最近やっぱり「無理かな」と根を上げて降参する魚にひとつやふたつ出くわすようになってきた。その最大の難敵がイセゴイであった。この立派な外見に「見事じゃないか」と笑顔で卸し始めた、たかさんの顔つきが曇り始めた。「イセゴイは小骨が多いっていうけど」。「いや違う。小骨じゃないな。大骨だ」。体長60センチからなんと握りにとれたのは4かん分。まな板には無残な残骸が残っている。そして生の味だ。「ホントに食べるんだな」。真剣にこちらを睨む。「食べますよ。沼津の青木さんがせっかく送ってくれたんだから」。こういうのは考えていてはダメ。ゴツーンと一気に口に放り込む。そうしたらゴツーンと口の中でイセゴイの反撃が始まった。なんだこれは? まるで鉛のようじゃないか。臭みというか変な風味もある。「オレがなにをしたというの。こんな仕打ちはないだろう」とたかさんが宣うが「そうですね」。「神よ助けたまえ」。
寿司ネタ(made of)
イセゴイ
Indo-Pacific tarpon
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒
この寿司ネタの他の寿司(Others)
- 登録がありませんでした