寿司図鑑 517貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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たぬきだべ/ハナツメタ岡山土産
たぬきだべ / ハナツメタ
握り nigiri軍艦巻 Gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
岡山県備前市日生の五味の市というのは今では完全に観光地となってしまって往事の鄙びたよさをうしなっていた。特に残念だったのは奇妙なそして美しさに欠ける建物である。これじゃ旅情も消し飛んでしまう。でも中で売られていたのは間違いなく日生の港であがったばかりの魚貝類。シャコや朱口に小エビ類、この大方が生きている。そのなかでも一際地味なのがハナツメタだった。これはなんという貝ですか? 「たぬきだべ」というのに「たぬき」という貝で「だべ」というのは単に接尾語かと思った。するとどうやらツメタガイを「だべ」と言うのに、ハナツメタを分けて「タヌキの色合いをしたツメタガイ」という意味らしい。この貝がツメタガイの仲間にしては身が柔らかく味がいいのだ。でもまさか「握ってくれっていうの?」。たかさんさんざん考えた挙げ句、軍艦に仕立てる。「別に寿司にすることもないけど、意外にうまいね。この貝自体に甘味とコクがあるってことかい」。「そういうことだな」。
寿司ネタ(made of)
ハナツメタ
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瀬戸内海周辺などで食べられている小型の巻き貝。香川県高松の鮮魚店では夕方など煮たものもうるのだと聞いた。夕食時の一品、もしくは酒の肴なのかも。
生きたまま売られていて・・・・
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