寿司図鑑 551貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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縞河豚のにぎり
しまふぐのにぎり / シマフグ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
フグの中でももっとも目立つ存在なのがシマフグだ。
例えば築地などにあってもすぐに「シマフグだ」と目をひかれる。
ただしこの派手さが安っぽく見えるせいだろう、フグのなかでも比較的値段が手頃だ。
「トラフグは無理でもシマフグなら買えそうだ」
といった二番落ち、三番落ちくらいの存在と思った方がいい。
「トラフグと比べると水っぽいね」
というのを聞き流して、活けを買い込み、毒の除去をフグ調理師である八王子綜合卸売協同組合『マル幸』のクマゴロウにお願いして、ひと晩ねかせる。
これを『市場寿司 たか』で握ってもらったのだ。
「やっぱりトラフグの方がいいね。食感もうま味もかなり落ちるね」
たかさんと、ちょうど来店していた市場人の弁。
ボクは値段ほどにはトラフグとの差はないように思える。やや薄切りにしてもシコっとした食感があるし、噛みしめると旨味が充分感じられる。
懐具合を考えるとシマフグに賛成票を一票!