寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
黒鰺擬/クロアジモドキ
くろあじもどき / クロアジモドキ
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鹿児島県南さつま市笠沙の定置網は、9月上旬では、まだまだ熱帯の海と化していて、あまり魚がとれないようだ。
後、一月の我慢かな? と思いながらアジ科の整理中をしていたら、クロアジモドキの握りのメモと画像を発見する。
とっくの昔に掲載していたと思っていたのだから、迂闊だった。
そろそろ鹿児島のうまい魚が恋しくなったので、古いメモを掲載する。
朝一番に「若潮便」を受け取って『市場寿司 たか』を目差す。
冬なのにぜんぜん寒くない。
店の前で発泡を開けると、なかには多種多様な魚が投げ込まれている。
「なんだろうね。マナガツオの仲間かな」
たかさんが真っ黒な魚を取りだして、首をひねる。
わからないのも無理はない。
ボクだって初めて見る魚なのだから。
わかしおさんからケータイで、
「クロアジモドキがとれましたから送ります」
言われて、喜んだのはいいのだけど、「さて、クロヒラアジって何?」。
知らなかったのである。
魚類検索を紐解いて初めて、なかなかの珍魚であることを知る。
三本ほどあったので、さっそく握りに仕立ててもらう。
「きれいな身してるね」
厨房に入り、見せてもらうと、確かにうっとりするくらいに美しい。
握りがきれいなのは当然なのだけど、その美味に驚く。
「たかさん、これは凄いでしょ」
「そうだね。ウチなら毎日あってもいいってやつだね。脂があるし、甘いね。へたなシマアジよりもうまいでしょ」
鮮度がいいために、まことに食感がいい。
シコっとして、甘味が来て、これは脂からと身のなかのアミノ酸からくるものだろう。
ちょうど上等なカンパチとシマアジを足したような味わい。
「魚って、南の方のはまずいと思ってたんだけど、考え方が変わるね」
熱帯にもうまいまずいがあるわけで、その「うまいの最たるもの」なんだろう。
わかしお三のお魚三昧生活
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/komendago
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