寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
焼き穴子/マアナゴ
やきあなご / マアナゴ
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さて、ほんの短い時間なのに、「吾妻鮨」の居心地のよさに馴染みの店に来たように思う。
暑さにぼやけた頭が徐々に動き出したようで、ネタケースのなかがよく見渡せるようになった。
珍しいネタや、特筆すべきものはないように思えるのだけど、どうにも気になるものがある。
それが焼き穴子だ。
「吾妻鮨」の大阪にあっても東京風なものを感じていたところに、いかにも関西風のネタではないか。
マアナゴは関東では「煮る」、関西では「焼く」ものなのだ。
葉蘭の上にのった姿がよろしいな。
この風情は大阪的なものだ。
ほとんど白焼きのものに煮きりを一刷毛塗ってある。
口に持ってきただけで香ばしい焼いた香りがする。
思ったよりも軟らかいのが不思議だ。
どうやら小振りのマアナゴを選んで仕込んでいるようだ。
適度に口の中でほぐれて、甘さと旨味が浮かぶ。
「吾妻鮨」のややはんなりしたすし飯とよく馴染んで、口中から消えていく。
「市場寿司 たか」の渡辺隆之さんは東京で修業して、東京で店をだした生粋の江戸前寿司職人なのだけど、「焼き穴子を握ると、大阪のすしになる」と言った。
まさに焼き穴子は大阪らしいネタである。
吾妻鮨 大阪府大阪市都島区都島本通り3
寿司ネタ(made of)
マアナゴ
Conger-eel
人口の多い都市部のある大きな湾(例えば東京湾、伊勢湾、三河湾、大阪湾、・・・・
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