寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
オマールエビ
おまーるえび / ヨーロッパオマール
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「オマールエビ」には2種類ある。
両種とも大西洋に生息するものだがアメリカ大陸側とヨーロッパ、地中海にいるもので種類が違っているのだ。
アメリカ大陸にいるものは主に英名を使ってロブスター、ヨーロッパのものはフランス語のオマールと言った方がわかりやすそうだ。
とれる量は圧倒的にアメリカ側の方が多く、オマールの方はわずかしかとれない。
だから築地などでもなかなか見つからないのだ。
また今回、築地『亀福』で見つけたのは活けであるが、普通フレンチレストランで出されるものにも冷凍物が多いのではないだろうか?
ただでさえ貴重なオマールを、しかも活けで買う。
「一本くれる」この一言に清水の舞台から飛び降りる(最近の娘はこれを“清水買い”というそうだ)つもりで、決断したとお思い願いたい。
覚悟はしていたものの、やっぱりオマールは高かった。。
国産のイセエビと比較しても平均すると値段は上だろう。
今回の500グラムほどで4500円。
アメリカ産ロブスターの2倍と考えていい。
さて、料理法はプロのようにオマール アメリケーヌにするよりも単にゆでるのがいちばん。
ゆでて半割にしてみそをつけながら食べる。
ソースなんていらない。
あえて言うと無駄なんじゃないだろうか、ソースなんて。
オマールの身は明らかにロブスターよりも濃厚な味わい。
甘みもエビの香ばしさも強すぎるほどに強い。
今度、初めてオマールを食べた、たかさんはエビカニ食い。
とにかく殻のついたものがすこぶるつきに好きらしい。
そのエビカニ食いをして、驚かしめるほどにオマールの甘みは強く、エビの風味も強い。
「これはすごいね。味が普通のエビじゃないよね」
「そうだよね。これ食べているとイセエビの味が淡泊に思えるね」
そして出てきた握りだけど、当然うまい。
甘みが来て、エビの風味が合わさり、適度に身がほぐれてすし飯と合わさるのだけど、旨さが長々と舌に残る。
「うまいのはいいんだけど、次に白身なんか食べるともの足りないね」
「そーう、オレはいいと思うな。これは最高でしょう」
オマールのほとんど半身を手に持って放そうとしない、たかさん目がうつろだ。
寿司ネタ(made of)
ヨーロッパオマール
英名/lobster(ロブスター)、Europran lobster フランス名/Homard(オマール) ドイツ名/Hummer スペイン名/Bogavante
ヨーロッパを代表する高級エビでフレンチのみならず、定番的な料理の食材となっている。
ソースアメリケーヌとは本種のコライユ(みそ)を使ったソースのこと。
フレンチでは魚貝類のソースの代表的なもの。・・・・
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