寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
西洋常節/セイヨウトコブシ
せいようとこぶし / セイヨウトコブシ
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ミミガイ科の巻き貝は世界中から輸入されている。
クロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビ、トコブシ、すべて高すぎるくらいに高い。
なにしろ貝殻つきなのでキロあたり1万円とか、トコブシで4000円もするとなかなか手が出ない。
国内ものが高ければ高いほど、輸入ものが増える。
世界中のアワビが国内に流れ込んでくる。
オーストラリアなどからの活けもあるけど、小振りのトコブシなどは冷凍輸入されている模様。
当然、加工品の原料となる。
この市販品がとても良くできている。
今回のセイヨウトコブシは醤油、砂糖、味醂などで、甘辛く煮たもので、山梨県などでよくつくられる煮貝に近い。
たかさんが、「砂が入っているね」といいながらペーパーで少しぬぐい半割にして握ってくれる。
市販品なのになかなかうまいのである。
ただしペーパーでぬぐったくらいでは砂が落ちない。
多少ジャリジャリする。
かといって水で洗うと、旨味がぐんと落ちる。
ジャリジャリするが、このワタに濃厚な旨味があり、そこにグリシンなどから感じる甘みというのがいいのだ。
「洗うと平凡だけど、軟らかくてうまいと思うね。でもセネガルの人たちは砂抜きってこと知らないのかな」
「うん、ワタなしでもおいしいよね。セネガルはアフリカにある国だよ」
「へえー、遠くから来てるんだね」
水産の世界でセネガルといえばセイヨウトコブシ、と言われるほどだ。
アフリカのもっとも西部に位置する国で、自動車レースのゴールとして有名なダカールがある。
こんな遠くから輸入しても儲けが出る、それほど国内のトコブシは激減しているのだ。
たかさんともども、「どうしてなんだろうね」とむしろ寂しい気分に陥る。
寿司ネタ(made of)
セイヨウトコブシ
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おせち料理などには多用されている。
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ミミガイ科(Haliotidae)について
■国内に11種。
■代表的な食用貝にクロアワ・・・・
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