寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
瘤蝉蝦/コブセミエビ
こぶせみえび / コブセミエビ
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探しても、なかなか見つからない魚貝類があって、コブセミエビもそのひとつだった。
やっと見つけたと思ったら、食卓上で半割になって出てきたり。
送りますよ、といただいたら近縁のセミエビだったり。
築地場内で必ずセミエビを活かしている店があって、やっと見つけたら売約済み。
それが唐突に目の前に来たときのうれしかったことは例えようがない。
築地場内エビなどを扱う『永徳』の水槽、たくさんのセミエビに囲まれて、一匹だけ混じっていたのだコブセミエビが。
しかもまだ売れていない。
一キロ弱、キロ7000円は高いが、すぐに買い込んできた。
帰宅後、ゆでて食べたら、その美味であること名状しがたい。
ほんまにうまいと言葉が出なくなるというが、それは本当なのだ。
とうぜん握りにして食べてみたくなって、『市場寿司 たか』に持ち込む。
持ち込んだのは半分なのだけど、その身の多さは、たかさんを驚かすに充分だ。
「なにこれ、なんて言うエビなんだ」
コブセミエビってなんども言っているのに、なんども聞いてくる。
ぜんぶ食べられてしまっては元も子もない、とにかく二かん、そしてたかさんも。
「これは握りにしない方がいいな。すし飯がじゃまだ」
コブセミエビの身には濃厚な甘みがあり、ほどよく口の中でほどける、そのうまいこと。
そこにすし飯があってもじゃまかも知れない。じゃまだなー。
寿司ネタがうますぎて、握りとしてダメというのも不思議な結論だ。
もう一度、たかさんに意見を聞こうと思ったが、エビに夢中で無言なのであった。
2009年4月14日
寿司ネタ(made of)
コブセミエビ
Slipper lobster
全国的にはほとんど流通しない。
大型で味がいいので、非常に高価なもの。・・・・
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