寿司図鑑 1230貫目
トモメヒカリのあぶり握り
ともめひかりのあぶりにぎり / トモメヒカリ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
アオメエソ科の食用魚を最近では「目光」と呼ぶ。トモメヒカリは「目光の大きいの」として流通しているが、あえて言えば種としての流通名はまだない。
鮮度もよく、見事な「目光の大きいの」を買い求めて『市場寿司』に持ち込んだが、「ひと味足りない」という結論に。
「この魚、塩焼きにすると皮に風味があってうまい」
「とするとあぶってみるか」
ということで片身2分の1をあぶってつけてもらう。
「こりゃーすごい。あぶったことで脂が皮目に浮き上がってきて、表面がとろける」
その上、皮の風味が実にいいし、甘味が強くなった。すし飯とよく馴染んで握りとしての完成度も高い。
すし職人をして「目光はあぶりに限る」と言わしめる一かんであった。
2012年08月09日
寿司ネタ(made of)
トモメヒカリ
Humpback greeneye, Greeneye
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