寿司図鑑 1253貫目
ボーラー皮霜造り握り
ぼーらーのかわしもつくりにぎり / キツネブダイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
ブダイ類の水揚げの多い沖縄県でも、ナンヨウブダイに次いで多いのが本種。沖縄本島や八重山、宮古島などでの呼び名が多いということは人気のある証拠でもあると思う。これを沖縄から空輸して『市場寿司 たか』に持ち込む。
江戸前ずし職人のたかさんは沖縄の魚を嫌いであるようだ。だいたい白身というとヒラメかブリ類くらいしか使わないのが関東のすし職人のやりかたで、白身は一種類でいいと思っている向きがある。
「だから、白身は間に合ってます」
と、鮮度的にも見た目にも見事であるのにいい顔をしないのだ。それをおして、三枚に下ろして皮に熱湯をかけて、切りつけてもらう。これで味見。
「ヒラメやマコガレイとは全然違う味の傾向だね」
ほんのり甘く、ほんのりとうま味が感じられて、皮に適度の食感がある。別にすし飯との馴染みが悪いわけでもないが、「無個性」なのがイヤであるようだ。
私的にはこれで十二分にうまいと思っている。このほんのり甘いのがキレイではない。すし飯にも決して負けてはいないと思う。
2013年04月23日
寿司ネタ(made of)
キツネブダイ
Pacific longnose parrotfish
ブダイ類は大型になるものが値が高く、人気がある。本種もそんな大型種のひとつ。本種だけの呼び名、ボーラーとして知名度も高い。・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒
この寿司ネタの他の寿司(Others)
- 登録がありませんでした